■一旦発症すると、非常に長引く「生活習慣病」の治療。
「生活習慣病」という響きは、実際の個別の病名よりも、イメージとしては軽い感じがしますし、この名前のせいで、なんとなく曖昧で、ま、いいか、と見過ごしがちになるのでは?と思うことがあります。でも、その実際の中身は「糖尿病」や「高血圧」「心臓病」など、一生の付き合いになるような重大な疾患が多いということを忘れないでください。生活の自由が奪われ、厳しい食事制限や行動制限など、楽しみも奪われ….「あ、もっと気をつけていればよかった」と後悔しないようにしたいですね。
■糖尿病の治療
初期の糖尿病の治療は、カロリー制限や栄養管理による食事療法と運動療法です。高血糖によるインスリン分泌細胞の疲弊、死滅が進行する前に早期に発見、開始することが大切です。それでも血糖値が下がらない場合には、スルフォニン尿素剤、インスリン療法、グルコシターゼ阻害薬などの薬物による治療が行われます。
■高血圧の治療
高血圧の治療は長期に渡り、主体となるのは食事療法です。最大血圧を160以下、最小血圧を100以下にするために、塩分を制限した食事が必要となります。血圧の上昇が顕著な場合には、降圧剤の投与が行われます。
■心疾患(心筋梗塞)の治療
発病後1,2週間は絶対安静が必要で、医師の監視下に置かれます。血栓溶解の薬剤を冠動脈に注入する処置、電気ショックやペースメーカーなどの器具を用いた治療が行われます。
■高脂血症の治療
食事療法で栄養素配分を適正化しながら、コレステロールのコントロールを図りますが、効果が見られない場合には薬物療法でコレステロールの合成や吸収を抑制します。
■悪性新生物(がん)の治療。
最近では治療により生存する確率が上がってきましたが、3分の1は病状が進行してからの発見であり、再発の可能性が高いままです。早期発見が完治の第一条件となる病気です。治療としては、手術療法、放射線療法、化学療法などが一般的です。